公開 2018.12.21 更新 2022.11.15
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キャバリアが吐く原因は嘔吐物の色でチェック!元気が無いのは病気のサイン?

キャバリアが吐く原因は嘔吐物の色でチェック!元気が無いのは病気のサイン?

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毎日楽しく暮らしている中で、突然「ワンちゃんが吐く!」なんてことがあったら驚きますよね。

特にキャバリアなどの小型犬は犬の中でも吐きやすいといわれているので、正しく対処してあげたいもの。

「正しく」というのは、吐く原因にもいろいろあるからです。

今回は、キャバリアが吐くときの、嘔吐物の色と症状をチェックし原因を突き止める方法をお知らせします。

犬が吐く原因とその対策、病院に連れて行くべきか否かの緊急度の判断、そしてキャバリア特有の吐くときに考えられる病気も紹介します(^^)

対処法を知れば、吐く苦しみから愛犬を開放させてあげることができますよ~!

 

キャバリアは吐きやすい犬種

キャバリア

キャバリアは吐きやすい犬種です(-_-;)

理由はキャバリアが吐きやすいと言われる短頭種(鼻が短い)に含まれるからです。

短頭種にはキャバリアの他に、フレンチブルドッグやボストンテリア、パグやシーズーなどがいます。

キングスチャールズ・スパニエルとは今のキャバリアよりも一回り小さなサイズの犬ですが、キャバリア・キングスチャールズ・スパニエルはこの流れを汲んでいます。

他の犬よりも鼻(マズル)が短い愛らしい姿をしていますが、鼻が短いため呼吸によって熱を逃がすのが苦手です。

鼻が短いと呼吸もしづらいので、息苦しくなり吐きやすくなってしまうんですね

キャバリアが赤い液を吐くとき

小型犬は体が小さいので、吐いたり食べなかったりするととても心配になってしまいます。

犬は嘔吐物として様々な色の物を出してしまいますが、今回は赤色の嘔吐物を出してしまった場合のことを解説していきます!

赤い液の正体

キャバリアが吐く赤い液の正体は『血』です。

といっても全てが血ではなく、嘔吐物に血が含まれているため赤く染まっているということになります。

ちなみになのですが、嘔吐物に赤色が含まれているという状況はかなり危険度は高いので、次の原因と対策までしっかり読んでください!

原因

血が混ざった赤色の液体を吐いてしまった!

原因は2つ考えられます。

  • 病気
  • 異物誤飲

詳しく紹介していきます

病気

嘔吐物の色が濃い赤色になればなるほど、含まれる血の量も多くなるため病気の度合いも重たいものになってしまいます…。

どんな病気があるのか紹介します!

  • 胃潰瘍(いかいよう)
  • 腫瘍
  • 消化器系の内臓の重大な疾患

胃潰瘍
→胃の中の消化液で、胃自身が溶かされてしまい胃に穴が空くことです。

腫瘍
→悪性のものは癌の元になる可能性もある、細胞の集まり。

消化器系の内臓の重大な疾患
→様々な症状を含む病気、肺などにも問題が出てる場合があり呼吸困難等にもつながるので非常に危険。

異物誤飲

飲み込んだものが喉に引っかかったり、喉を傷つけた場合に血が出てしまうケース

エサや水を飲み込む分には悪くはないですが、キャバリアは性格上好奇心旺盛で元気な子が多いので散歩中にも落ちているものに興味を持って食いついてしまいます!

キャバリアは小型犬に属しますが、気管が中型犬よりも細いので、飲んだものが大きければ食道を切ってしまうこともあります。

対策

キャバリア

「病気」と「異物誤飲」という2つの原因がありますが、つぎはこれの対策方法です!

急に起こってしまった場合に備えてちゃんと知識をつけておきましょう(^^)

ちなみにどちらの場合も最も効果的なのは「病院につれていくこと」です。

あくまでもその場しのぎで対応できる方法であって、放置するのが一番良くないですからね!

病気

吐いた直後の対策は下の2つになります!

  • 嘔吐物が気管に詰まらないように頭を下げさせる
  • 水をがぶ飲みさせない

嘔吐物が喉に詰まると、最悪呼吸困難になってしまい死んでしまいます。頭を下げさせて気道の通り道を確保しましょう!

また水を飲ませることでさらに血管を傷つけてしまう可能性もあるので、がぶ飲みさせないようにしましょう!

異物誤飲

吐いた直後の対策は下の3つになります!

  • 呼吸を整えてあげるために安静にさせる
  • 異物を無理に吐かせようとしない
  • 飲み込んだものがどんな状態か確認する

異物を無理に吐かせようとしても逆に喉につまらせてしまうので、安静にして病院に連れていきましょう。

飲み込んだものが何かは飲み込む前に見つけることができればの話にはなりますが、散歩中も目を離さない、家にワンちゃんの手が届く範囲に飲み込めるような物を置かないなどの対策は絶対にしてあげてください!

キャバリアが黄色い液を吐くとき

キャバリア

次はキャバリアが黄色い液体を吐いてしまった場合のお話です!

黄色い液の正体

キャバリアが吐く黄色い液の正体は『胆汁』です。

胆汁ってなんだ?となる人も多いと思うので簡単に説明しますと、肝臓から分泌される消化液のことです!

胃袋にも胃液が入っているように、肝臓にも胆汁という消化液が含まれています!

ちなみにですが、赤色の血に比べると危険度は低いのでそこまで心配しすぎる必要はありませんが、やはり病院に行くことは大事です!

原因

胆汁(黄色い液体)を吐いてしまった場合の主な原因は1つです。

  • 空腹

詳しく紹介していきます

空腹

黄色い胆汁を吐く場合、未消化の餌は含まれていません!

しかも吐くのは決まって朝、というパターンが多いです。

空腹時間が長いために、胆汁が食道を逆流してしまうことがあります。

腸内に何もない状態、お腹が空いているときに吐くので、夜の食事前にも起こります。

じつはこの黄色い胆汁を吐くのは「胆汁嘔吐症候群」という名前もついています!

対策

キャバリア

胆汁(黄色い液体)を吐く原因は『空腹』と言いましたが、対策方法はただ食べさせるだけではありません!

食べさせるのも大事ですがそれ以上にタイミングなんかも大事です!

空腹

空腹で吐いた直後の対策は下の3つになります!

  • 食事療法の指導
  • 食事療法で改善しない場合は胃運動改善薬を投与
  • 改善がみられない場合は基礎疾患を考慮

病院でも、「夜に寝る前にもう一度フードをあげましょう」、という指導が行なわれるのが一般的なようです。

もしワンちゃんの食事回数が1回なのであれば、空腹の時間が長いために胆汁を吐いている可能性が高いです。

キャバリアのような小型犬は、一度に多くの量の餌を食べることができずに吐くことがあるので、食事を2回に分けることで体を気遣ってあげることもできますね。

2回にするといっても、1日の給与量は同じです。

黄色い胆汁を吐くからといって多くあげてしまうと、肥満になってさらに重大な病気になってしまうことがあるので気をつけてくださいね!

特に心臓病になりやすいキャバリアは肥満が大敵なので要注意です。

もしそれでも嘔吐を繰り返すのであれば、胃運動改善薬を投与することもあります。

嘔吐物で緊急度は判断できる

症状を上で書いたのは、症状を知っていれば緊急度を見極められるためです。

まずは吐いてしまったものの色を確認することからしてください。

白い泡・透明

危険性は低いです!

吐いたものが透明な液体、または白っぽい泡だった場合は胃液である可能性が高いです。
病気である可能性は低いので、どうぞ安心してください。

ただしこうした症状が長期間続く場合は、何かの病気かもしれません。
症状が続いていて愛犬の具合が悪そうだと感じた時は、一度病院で診察を受けるのが最適です。

黄色

危険性はそこそこ!

吐いたものが黄色っぽい場合、胆汁である可能性が高いです。
胆汁は肝臓で生成させる分泌物の一つで、脂肪の消化・吸収を促す働きがあります。
空腹な状態が長時間続くと、この胆汁が腸内から口へと逆流してしまうんです。

こちらも病気である可能性は低いので、特に心配することはありません。
ただし症状が長期間続く時や愛犬の体調が悪い場合は、一度病院で診察を受けてください。

赤や茶色

危険性が高いので病院に連れていきましょう!

吐いたものが赤や茶色に近い色をしている場合は、消化器官に出血が発生している可能性が高いです。
すぐに病院へ連れて行ってください。

緊急度が高い「吐く+α」

+αで危険性は更に上がります!

+α主な原因
下痢の繰り返し大腸炎
胃腸炎
痙攣誤飲による中毒
てんかん
元気がない胃拡張
胃捻転

嘔吐をしているとき、透明の液体をダラダラと垂らし続けていることがありますが、これはよだれです。

いつもよりもよだれが多い、ずっと垂らし続けているという症状があれば、中毒の可能性があります。

このように、「なにかいつもと違う」という症状が、吐く行為とプラスされているのであれば緊急度が高いです。

病院に行く前に準備するもの

病院に行く前に準備しておくべきものを紹介します!

診察をスムーズに進めるためにも飼い主さんはしっかり準備していきましょう(^^)

病院へ行く前の準備物

  • 中毒が疑わしい場合は犬が直前に食べたもの
  • 嘔吐物
  • 普段飲んでいる薬
  • ドッグフード

メモしておくべきこと

  • なにをどのくらい食べたのか
  • お腹がはっているかどうか
  • いつ吐いたか
  • 嘔吐の回数
  • 体重の増減

キャバリアが吐くときに気をつけたい病気

キャバリア

そもそも、犬は食事を丸呑みし、未消化の餌をよく吐く動物です。

それも踏まえて、キャバリアが吐く時に気をつけたい病気は以下の2つです。

  • 僧帽弁閉鎖不全症
  • 幽門部狭窄(ゆうもんぶきょうさく)

詳しく説明していきます!

僧帽弁閉鎖不全症

キャバリアは特に僧帽弁閉鎖不全症という病気にかかりやすいです。

どんな病気

要するに心臓病。

心臓をスムーズに動かし血液を逆流させないための弁膜が、遺伝的な問題や高齢に伴い、うまく機能しなくなる病気。

初期には表立った症状が現れにくく、症状が出始めたら急激に悪化する。

「ザーッ」などの心雑音が現れたり、心拍数が小型犬で1分80回を超えてしまったり、安静時の1分間の呼吸数が30回以上に達したりと、心臓にかなりの負担がかかり血管を圧迫します。

症状

血液の逆流を引き起こす僧帽弁閉鎖不全症によって引き起こる症状は以下の4つです。

  • 咳が出る
  • 元気がなくなり散歩を嫌がる
  • 食欲がなくなる
  • 脱毛

以上のような症状が現れた場合、必ず動物病院で検査をしてもらいましょう。

治療方法

治療法としては下のような3つの方法があります。

  • 心臓肥大を抑える薬の投薬
  • 不整脈改善のための薬の投薬
  • 外科的治療

診断を受けた後は医師と相談しながらワンちゃんに合った治療法を検討していくことになります。

幽門部狭窄

続いての病気は少し難しい病気ですが、キャバリアがかかりやすいため、丁寧に解説していくのでついてきてください!

どんな病気

胃の出口にある幽門部という部分に異常が起きて、この部分が狭まる病気。

短頭種が遺伝的にかかりやすいといわれています。

その中でも、ボストンテリアやブルドッグなどの体の大きなタイプ、体の小さなタイプだとシーズーは幽門部異常が起こりやすいです。

症状

胃の出口が狭まってしまう幽門部狭窄によって引き起こる症状は以下の4つです。

  • 慢性的な吐き気
  • 様々な物体の嘔吐
  • 体重減少
  • 脱水

慢性的な吐き気ってつらすぎます…。

この症状が見られたらすぐに病院に連れていきましょう。

治療法

治療法としては下のような方法があります。

  • 吐き気止めの薬の投薬
  • 胃の機能を改善する薬の投薬
  • 食事量を減らす
  • 脱水改善のための点滴
  • 幽門筋層切開術
  • 幽門形成術
  • 胃十二指腸吻合術

重たい病気なので、放置してしまうと最悪外科手術を施さなければならないレベルの間で達します。

必ず。早めに病院につれていきましょう。

キャバリアが吐くのを防止するその他の対策

キャバリア

吐く原因は誤飲や空腹が続くこと、病気が原因ということが分かりました。

ワンちゃんが吐くのを防止する対策は3つあります!

  • 消化に良いものを食べさせる
  • 草を食べさせない
  • 乗り物に乗る時は対策をする

簡単な対策方法なので実践してみてください!

消化に良いものを食べさせる

食べてもその食べ物が消化不良を起こしてしまうと吐くことがあります。

そのため、消化しやすいように一度に大量に食べさせないようにしましょう。

また、食べ物に対しアレルギーがある場合も消化不良を起こします。
最近ではグレインフリーや肉の種類にこだわった、消化に良い高品質なドッグフードも多く出ているので、普段あげているドライフードから見直してみるのもいいですよ!

玉ねぎなどの犬に与えてはいけないものはもちろん、人の食べるものも禁止です!

草を食べさせない

よく吐く動物とはいっても、吐く行為は体に負担をかけてしまいます。

ワンちゃんも猫ちゃんも草を食べる癖がある子がいますが、草を食べる理由は分かっていません。

草には除草剤が撒かれていることもあるので、なるべく食べさせないようにしましょう!

乗り物に乗るときは対策する

ワンちゃんも車酔いをすると吐いてしまいます。

特に食後や空腹時に車に乗せると、胃液を吐いたり未消化の食べ物を吐いたりするので、なるべく食間に車に乗せるようにしましょう。

小さめのキャリーバッグに入れるのもオススメです。

まとめ

キャバリア

キャバリアが吐くことについてまとめてきました!

  • 血を吐く場合は誤飲や病気が考えられる
  • 血を吐く場合は重病度・緊急性が高いのですぐ病院に連れて行く
  • 黄色い液体を吐く場合は空腹の時間が長いことが考えられる
  • 黄色い液体を吐く場合は食事の回数を増やす
  • 咳や他の症状がみられるときも緊急度が高い

血の色と黄色の嘔吐物や症状から分かる原因を調べたところ、以上のことが分かりましたね(^^)

嘔吐物の色や症状の原因さえ見分けるようになれば、心臓病も胃腸の病気にも早く気づいて治療してあげられます!

気になる症状を見逃さず、ワンちゃんといつまでも長くハッピーに暮らしていけたらいいですね\(^o^)/

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編集部 INUNAVI(いぬなび)

執筆者

編集部
INUNAVI(いぬなび)

「日本をペット先進国に。」INUNAVIは、飼い主とわんちゃんが幸せに過ごせる世界を実現するために誕生。 執筆者はペットフード安全管理者、犬の管理栄養士、動物介護士、ペット看護師などの資格を保有。獣医師・ドッグトレーナーなど専門家監修のもと、犬好きのメンバーが毎日読みたくなるコンテンツを毎日更新中♩おすすめドッグフードランキングは1,000名規模の口コミ評価や成分の安全性を検証し、辛口に採点。リアルな情報にこだわっています。独自アンケート調査はこちら


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