ワンちゃんをお家で飼いたいな…と思っている方いませんか?実際に飼うとなると、考えなければいけないのがお金のこと。
登録費用・予防接種、去勢・避妊のこと、そしてワンちゃんの医療費について、あなたはどれだけ知っていますか?
海外では犬税がかかるところもありますが、日本では…?さらにペット保険に加入するかも気になるところ。
そこで、今回はワンちゃんを飼い始める方必見!ワンちゃんを飼うのに最初にかかるお金、毎月どのくらいかかるのかをご紹介していきます!これからワンちゃんを飼おうと思っている方はぜひ参考にしてみてくださいね♪
目次
犬を飼うと税金がかかる「ペット税」とは
ドイツを代表とする海外で課されている「ペット税」。日本ではかかっているのでしょうか?
日本と海外とを比較してみましょう。
日本でのペット税事情
結論から言うと、日本でワンちゃんを飼っても税金はかかりません!
2014年大阪府泉佐野市では、犬の「フン放置対策」のために狂犬病予防法に基づいて登録された犬5,000匹に対して犬税2,000円を徴収しようとしている案が出されました。しかし、未登録の犬が多いことにより断念しました。
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『税金を払っているからフン処理はいらんじゃろ』と考える飼い主もおって賛否両論なんじゃ。
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ワンちゃんを飼うことに責任を持ってほしいわね!
海外のペット税事情
一方で海外では、ヨーロッパを中心として6カ国でペット税が導入されています。
ドイツ・オランダ・フィンランド・スイス・チェコ・オーストリアでは、飼っている頭数分の犬税を支払うことになており、犬税はフンの清掃費用・エチケット袋等にあてられます。
「犬にも税金がかかるの…」と批判の声も聞かれますが、一方で殺処分がなかなか減らないのも現実。安易に犬を飼おうとする無責任な飼い主の抑制にもつながるのも確かですね。
犬の医療費には消費税がかかる
私達人間は、医療費には税金がかかりませんね。
しかし、ワンちゃんの医療費には消費税がかかるんです!動物病院でかかった治療費や薬代に消費税が加算されてしまうのです。
実際、私はチワワを飼っているのですが、下記のようにしっかり消費税が加算されていました。。
犬の医療費に税金がかかる理由
日本では人間の医療費は非課税なのに、ワンちゃんにはどうして税金がかかるのでしょう…
それは、ワンちゃんが法律上は「物」だから。ワンちゃんも大切な家族なのに…とちょっと悲しい気持ちになりますが(泣)
人間の場合にのみ医療費は非課税と定められているので、ワンちゃんは該当しないんですね。。
犬にかかった医療費を控除の対象にすることはできない
ちなみに、犬の医療費は確定申告の際にも申請することもできません。
人間の場合は、家族全体で10万円以上の医療費がかかった際は確定申告で「医療費控除」を申請すると、医療費の一部が所得に応じて還ってきます。
しかしペットは親族には含まれないため、いくら医療費がかさんでも「医療費控除」を申請することはできません。
「ペット保険」も年末調整で申告できない
会社員の方は、年末調整の際に生命保険に加入していると申告すれば払いすぎた分が還付金として返ってきますよね。
しかし、ペット保険に加入していても控除の対象にはなりません。ペットは法律的に「物」として扱われるので「損害保険」に分類されます…。
犬を飼い始めにかかる初期費用
ワンちゃんを飼い始めるには、登録や予防接種が必要です。ドッグフードやゲージなどの生活費用と合わせてどのくらい必要なのかをお話します。
登録費用・予防接種代
まずは飼い主さんが必ずしなければいけない登録・予防接種に関して、以下で詳しく説明します。
畜犬登録費用 | 3,000円 |
---|---|
狂犬病予防注射 | 4,000円前後 |
健康診断費用 | 3,000円 |
混合ワクチン接種 | 24,000円(1回8,000円×3回) |
合計 | 34,000円ほど |
畜犬登録登録費用【3,000円】
生後91日以上の犬を飼育する場合、狂犬病予防法第4条に基づき自治体に飼い犬を登録する必要があります。
地域によって多少変動がありますが、3,000円を目処に考えておくといいでしょう。
ワンちゃん1匹に対し、1回登録しておけばそれ以降に登録費用等のお金がかかることはありません。
狂犬病予防注射+注射済票
狂犬病予防注射は、毎年ワンちゃんに受けさせなければいけません。
注射料金が約3,000円程と注射を受けた証明書が約550円、合わせて約4,000円ほどの費用がかかります。小型犬も大型犬も同じ金額です。
混合ワクチン接種費用
混合ワクチンは、ワンちゃんが生後60日、90日、120日目に接種する予防接種のこと。
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人でも赤ちゃんが産まれたらBCGといった予防接種をたくさん受けるわね。
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ワンも同様にワンがかかりやすい病気に対する免疫をつけるために予防接種は必要なんじゃの。
5~6種のワクチンで1回約5,000~7,500円、8~10種ワクチンで約5,000~10,000円ほどかかります。コチラも、小型犬と大型犬一律です。
犬の生活用品一式【約2万〜数万円】
続いて、ゲージやドッグフードなどの生活用品についてです。
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食費やペットシーツ代は、だいたいひと月にかかる分を用意すると仮定して金額を載せたぞい。
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食費などの消耗品は、小型犬で月5,000円くらい、大型犬で月10,000円ほどと考えられるわね!
内容 | 小型犬 | 大型犬 |
食費 | 3,000円 | 6,000円 |
おやつ代 | 1,000円 | 2,000円 |
ゲージ代 | 10,000円ほど | 30,000円ほど |
ペットシーツ代 | 1,000円 | 1,500円 |
キャリーバッグ | 5,000円ほど | 8,000円ほど |
食器(ご飯・お水用) | 500円ほど | 500円ほど |
首輪・リード | 500円ほど | 500円ほど |
合計 | 21,000円ほど | 48,500円ほど |
爪切りやケアブラシも後々必要になってきますが、爪切りは動物病院で頼む場合もありますから、必要に応じて買い揃えてくださいね。
ゲージやキャリーバッグはサイズや材質によって大きく値段が異なります。デザインや品質にこだわると1つ10万円を超えることも…!お財布と相談して購入しましょう。
飼い始めてから継続的にかかる費用
次に、飼い始めてから定期的にかかる費用についてです。消耗品は小型犬と大型犬でかなり差が出ます。
また、気になるワンちゃんの医療費はけっこうな出費になることも…(汗)詳しくお話します。
ドッグフード、ペットシーツなどの生活用品代
ドッグフードやペットシーツは定期的にかかります。
ドッグフードは安いもので1袋1,000円程度でも売られていますが、あまり品質の悪いものだと添加物が多く、将来病気がちになってしまうことも…
高いもので1袋5,000円ほど。そこまで高くなくても2,000円前後のものだと品質も安心できるでしょう。
ちなみに、編集部おすすめドッグフードを以下で紹介しています♪気になる方は、ぜひ参考にしてみてくださいね!
ペットシーツは、外でもトイレをするか家の中でするかで購入頻度も変わってきます。シーツの大きさも種類があるので、ワンちゃんに合った大きさのものを選ぶといいでしょう。
健康診断費用
ワンちゃんは人間の4倍の速さで歳を取るので、1歳になると人間でいう17歳前後、4歳で30歳前後、8歳になると50歳前後となり、カラダの変化も早め。
そのため、1年に1回ほどかかりつけの動物病院で健康診断を受けた方がいいでしょう。定期的に受けることで病気になっても早めに手を打つことが出来ます。
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人間も定期的に健康診断は受けた方がいいものね!
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ワシもこの前の健康診断で気管支が弱くなっておった。タバコの吸いすぎを注意されてしもうてなぁ…
動物病院の健康診断費用は地域や病院でかなりの変動があります。お住まいの地域でどのくらいの費用がかかるのか問い合わせてみましょう。
基本的な検査内容は以下のとおり。中にはオプションでさらに詳しく調べられるところもあります。
- 身体検査
- 尿検査・検便
- 血液検査(貧血・肝臓・腎臓・血糖値など)
- レントゲン検査(心臓・肺・胃・消化器官)
- 超音波検査(内臓や子宮)
- CT検査(小さなガンや心臓の病気等の発見のため)
病気やケガなどの医療費
ワンちゃんを飼う上で最もお金がかかるのは病気やケガなどの際の医療費です。
犬の医療費は自費で、人間のように3割負担等にはならず、全額負担です。。
ペット保険に加入していれば、入院費用や手術費用の大部分を浮かせられるので加入していたら安心。
ちなみに、手術を伴う病気の場合の費用は数万円〜50万円かかり、その後の通院代・薬代に数万円かかることも。月1,000円ほどで加入できるペット保険もあるので早めに考えてみてくださいね!
去勢・避妊手術代
ワンちゃんを飼うにあたっては、去勢・避妊するかどうかも迷いどころ。
オス犬の去勢は生後5~6ヶ月の間に、メス犬の避妊手術も生後6~9ヶ月の頃が一般的。どちらにしても、飼い始めてから早めの段階で手術するか決断が必要になります。
また、手術にかかる費用は動物病院によってかなり幅があります。悪徳な動物病院だと倍以上の値段をぼったくる場合もありますので注意しましょう!!
ちなみに手術費用の相場は以下の通り。
生後半年前後 | 約32,000円 |
---|---|
半年以降の小型犬・中型犬 | 約30,000〜50,000円 |
大型犬 | 約50,000〜70,000円 |
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悪徳な動物病院だと、生後半年の子犬で70,000円というところもあるワン!一通り値段を聞いて回った方が良いワン(怒)
ちなみに、オスとメスで手術費用の差はあまりありません。
しかし、オスは日帰り手術になるのに対してメスは開腹手術になります。そのため、メスは1泊2日入院する必要があり入院費用が多くかかります。
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ちなみにペット保険に加入していても、去勢・避妊手術は保険適用外になるんじゃ。
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病気なわけじゃないから、保険適用外なのね。
フィラリア・ノミ・マダニ予防薬
ワンちゃんには、フィラリア・ノミ・マダニを予防する薬を1ヶ月に1回投与することをおすすめしています。
これらは、草木に付着しているため散歩やドッグランによく行くワンちゃんは必須項目です。
ノミ・ダニ予防薬はネットでも購入できますが、フィラリアの予防薬は動物病院でしか入手できません。
飼い始めは、獣医師さんの指導のもと行いましょう。価格は病院やワンちゃんの大きさによって異なりますが、目安は以下の通りになります。
タイプ/対策 | フィラリア | ノミ・ダニ |
錠剤 | 7回分 約5,000円 | 7回分 約10,500円 |
スポット | 1回 約1,400円〜 | 1箱(3回分)約3,000円〜 |
注射 | 約4,500円 | – |
※別途、診察代などかかります。
その他かかる費用
犬の保険代
先程もご紹介したワンちゃんの保険。加入は義務ではありませんが、万が一病気や事故で手術や入院が必要になった場合の心強いサポートを受けられます。
ちなみに私は某ペット保険会社の保険に加入していて、1匹あたり月4,000円支払っています。この保険ではかかった医療費の7割を保証してくれるので、実際に負担する費用は3割分。
実際にワンちゃんが「子宮蓄膿症」にかかったときの手術・入院費用は約15万円ほどでしたが、ペット保険のおかげで5万円でもおつりが出ました♪
その後1週間通院しましたが、通常1回5,000円かかるところ1,500円ほどで済みました。
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人間も医療保険に入っている人が多いように、ワンちゃんも加入していた方が安心なのね~!
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人間も歳をとるにつれて保険料が上がるように、ワンの場合も保険料は年々上がっていくようじゃ。病気をする率が増えるからやのう。
トリミング代
トリミングというと「毛の長いワンちゃんのカット代」というイメージですが、それ以外にシャンプー、爪切り、耳掃除、肛門腺しぼりも含みます。
自宅でまかなえる場合はタダですが、ドッグサロンでしてもらう場合はワンちゃんの毛の長さによっても費用が変わってきます。
毛が長いワンちゃんは、放っておくと毛が絡まったり毛玉ができたりしてしまうため定期的にカットしてもらう必要があります。カット料金の相場は、5,000~10,000円と考えておけばOKです。
ワンちゃんの毛が短くてカット不要の場合は、シャンプーや爪切り・耳掃除・肛門腺しぼりを行います。相場は3,000~8,000円ほどかかると考えておくといいでしょう。
しつけ教室
ワンちゃんを飼い始めて悩む方が多いしつけ。
噛グセがあったり、やたらと吠えたりするワンちゃんだと、しつけ教室も検討しますよね。しつけ教室の料金はグループ教室かマンツーマンレッスンかによっても変わってきますが、だいたい1回2,000~5,000円ほどです。
中にはショートステイ合宿といって、しつけ合宿のようなものもあります。高い効果が期待できますが、金額は50,000円~と高額になります。
犬の洋服代
ワンちゃんの洋服って可愛いですよね。
中には「服を着せる必要なんて無いでしょ」という飼い主さんもいると思いますが、毛の短いワンちゃんは寒さに弱く、服を着ないと寒すぎて体調を崩すワンちゃんも…。
以下の記事では、編集部おすすめのワンちゃんの洋服を紹介しています♪これを見たらいろいろと揃えたくなるかも!

まとめ
ワンちゃんを飼うときに最初にかかる費用を以下の表にまとめました!
内容 | 小型犬 | 大型犬 |
畜犬登録費 | 3,000円 | |
予防注射 | 28,000円 | |
健康診断費 | 3,000円 | |
食費 | 4,000円 | 8,000円 |
ゲージ代 | 10,000円 | 30,000円 |
ペットシーツ代 | 1,000円 | 1,500円 |
雑費(食器など) | 6,000円 | 9,000円 |
合計 | 55,000円 | 82,500円 |
結局、ワンちゃんを飼うのに税金はかかりませんが、登録費用は必要。予防接種もすべて含めると、最初にかかる費用は全部合わせて55,000円以上!
日本では、ワンちゃんの医療費や保険料が控除・非課税の対象になってはいませんし、ペット保険も決して安くはないですよね…。
それでも、ワンちゃんを飼うことによって大切な家族が増える喜びや楽しみが増えます♪ワンちゃんを飼おうか検討している方は、月々にかかる費用も考慮してお財布と相談しながら決めてくださいね!
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