公開 2019.12.02 更新 2024.01.05
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【獣医師執筆】犬の腎不全とは?腎臓病の原因・症状・治療|日常で気をつけるべきこと

【獣医師執筆】犬の腎不全とは?腎臓病の原因・症状・治療|日常で気をつけるべきこと

ワンちゃんの病気に腎不全と言うものがあります。腎不全は腎臓病の1つで、不要になった老廃物や毒素を尿として排出する機能を持った腎臓が、なんらかの原因で正常に機能しなくなることで起きる病気です。

「愛犬のおしっこの量が多い」「おしっこが薄い」「水をよく飲む」

…などの症状が見られたら、腎臓が悪くなってしまっている可能性があります。腎不全の種類や症状によってはすぐに獣医師に相談する必要がある場合もあります。今回は犬の腎不全について解説いたします。

獣医師 高橋 渉

執筆者

獣医師
高橋 渉

2011年北里大学獣医学部獣医学科卒後、都内と埼玉の動物病院に勤務。2018年東京都杉並区に井荻アニマルメディカルセンターを開院しました。犬猫に優しい病院作りを目指し、キャットフレンドリー、フェアフリーなどの取り組みを行っています。(所属学会:小動物歯科研究会比較歯科学研究会所属

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ワンちゃんの腎不全とは

犬と病院と獣医師

腎臓は、体に不必要なった老廃物や毒素を尿として排出する機能をもっています。その腎臓の約75%以上の機能が何らかの原因によって障害され、様々な症状が出ている状態を腎不全といいます。

腎不全には大きく分けて急性腎不全慢性腎不全に分けられます。急性と慢性では腎不全になる原因や症状が変わってきます。

こんな症状はありませんか?

ワンちゃんの症状チェック
急に元気がなくなった 
食欲がなくなった 
下痢・嘔吐がある 
水を飲む量が極端に増えた 
尿の色が薄くなっている 
尿の量が極端に増えた 
尿の量が極端に減った 

2点以上チェックが入ると腎不全の疑いがあります。特に気をつけたいのが、

  • 急に元気がなくなる
  • 水を飲む量が極端に増える
  • 尿の色が薄くなる
  • 尿の量が極端に減った・増えた

…この4点です。腎臓は体に溜まった老廃物や毒素を尿として排出する機能を持った臓器です。この腎臓が何らかの原因で正しく機能しなくなると、大量に水を飲んだり尿に異常が出るようになります。

腎不全になる原因

悲しそうな犬

腎不全は「急性腎不全」と「慢性腎不全」と大きく分けて2つに分類されます。まずは急性腎不全になる原因について見てみましょう。

急性腎不全の原因

急性腎不全とは、腎臓の機能が数時間から数日のうちに急激に低下することで症状が出る病気です。その原因は大きく3つに分けられます。

急性腎不全の原因

  • 腎前性⇒腎臓に流れる血液が減る事で起きる
  • 腎性⇒毒物・薬物の摂取、細菌などの感染、腫瘍などで起きる
  • 腎後性⇒尿の通路に腫瘍ができることで起きる

…などが原因で急性腎不全を発症することがあります。

腎前性

体の中に循環している血液量の減少、心臓の問題などによって腎臓に流れる血流が減ることで起こります。

腎前性の原因:

  • 熱中症などの重度の脱水や外傷による出血
  • 急性の心不全やショック
  • 様々な薬物

などがあげられます。

腎性

腎臓そのものが様々な原因によって障害されることによって起こります。

腎性の原因:

  • ユリ、レーズン、ヘビ毒などの腎毒性物質
  • 農薬やエチレングリコールなどの化学薬品
  • レプトスピラ症や膀胱からの細菌などの感染
  • 免疫疾患による腎炎、腫瘍

などがあげられます。

腎後性

腎臓で作られた尿の排泄路の障害されることで起こります。

腎後性の原因:

  • 尿路結石や腎臓から尿が出るまでの間にできた腫瘍

などがあげられます。

慢性腎不全の原因

慢性腎不全とは数年以上にわたる長い経過で次第に腎機能が低下し、障害が出る病気です。腎臓を障害するさまざまな原因が長期にわたり腎臓へ負担をかけ、徐々にその機能が失われていきます。

腎不全になりやすいワンちゃんの特徴

犬 中毒の危険のある食べ物

急性腎不全の原因として、よく動物病院で診られるのがブドウやレーズンなどの有害物質の誤食です。

腎毒性のある物

  • ブドウ・レーズン
  • ユリ(花粉・茎や葉っぱ、根っこを噛むのも危険です)
  • 農薬・ヒトの薬(鎮痛剤)

…などが腎毒性があり危険です。

ご家族が知らずに与えてしまう場合もありますが、よく盗食をしてしまうワンちゃんで起こる事が多いです。また慢性腎不全については、現在10頭に1頭が起こるといわれており、高齢になるにつれ増加していきます。そのため、高齢のワンちゃんは定期的な健診を行い、腎不全を早期に発見し、治療に進みましょう。

腎不全になりやすいワンちゃんの特徴

  • 急性腎不全で多いのがブドウなどの有害物質の誤食
  • 盗み食いをするワンちゃんに多い
  • 高齢になるにつれ慢性腎不全が起きやすくなる

高齢のワンちゃんの場合は定期的な検診を受けることをおすすめします。

腎不全の症状

トイプードル 病院

腎不全はどのような症状が出るのか、「急性」「慢性」によりそれぞれ下記のような症状が考えられます。

急性腎不全の症状

水を飲む犬

腎不全は本来排出されるはずの毒素が血液中で増え、様々な症状が発現します。

尿毒症

食欲不振、吐き気、嘔吐、下痢、多飲多尿などの症状や、重篤になると乏尿という尿が減る状態になり、無尿という尿が出なくなる状態になってしまいます。

原因の治療がなされないと最悪の場合死に至ります。

慢性腎不全の症状

トイレにいるブルドッグ

慢性腎不全は4つの時期に分けて考えられます。その時期が進むにつれ様々な症状が現れます。

1期

慢性腎不全の1期は多くが無症状で元気な状態です。ご家族が気づかれることは少なく、健康診断などで偶発的に発見されることがあります。

2期

2期になると飲水量の増加、尿量の増加が見られます。

尿量の増加により、おしっこの失敗などが起こることもありますが、ワンちゃんが高齢の場合ご家族は年齢のせいと考え、他に症状がないため治療が遅れてしまう場合もあります。

3期

3期になると食欲の低下、体重減少、貧血などの症状が見られるようになります。

4期

4期は嘔吐、下痢や神経症状、舌の潰瘍などがあらわれます。食欲、元気がなくなり、状態が悪化し、死亡する場合もあります。

急性腎不全の診断

動物病院と犬

ご自宅のワンちゃんに急性腎不全を疑う症状が出た場合や、原因となる食物や植物を摂取してしまった場合はすぐに動物病院に向かいましょう。獣医師に症状や摂取した物とその量などを詳しくお伝えください。

急性腎不全を疑う場合

  • 食欲不振、吐き気、嘔吐、下痢の症状
  • 多飲多尿、尿が減る・尿が出なくなるなどの症状
  • ブドウなどの有害物質の誤食

これらの症状が見られた場合は急性腎不全の可能性が考えられます。

腎不全の診断をする方法は血液検査、尿検査、画像検査などを行い、いくつかの検査を組み合わせて複合的に判断します。

血液検査

犬 注射

ワンちゃんの状態を把握するためにも、腎臓以外の項目の血液検査を行うこともありますが特に腎不全について血液検査で注意する項目としては、血中尿素窒素(BUN)、クレアチニン、リン、カルシウム、電解質などがあります。

血液検査で注目する項目

  • 血中尿素窒素(BUN)⇒体に溜まると毒になる
  • クレアチニン⇒腎機能が落ちると数値が高くなる
  • リン・カルシウム⇒腎臓に沈着すると腎不全を進行させる
  • 電解質⇒腎不全の場合バランスが崩れる事がある

…などを検査で診ていきます。

血中尿素窒素(BUN)

血中尿素窒素とは、食べた食事中に含まれるたんぱく質が身体で代謝されたあとの燃えカスのようなもので、本来であれば尿中に排泄されますが、腎臓の機能が落ちてしまうと身体に溜まってきてしまい毒となります。

腎臓が悪くなくても、食後や高たんぱく食を食べていると血中尿素窒素は高くなる傾向があるので解釈には注意が必要です。

クレアチニン

クレアチニンは身体についている筋肉の栄養源であり、筋肉の多い子ではその分クレアチニンは高くなり、高齢などで筋量が少ないと低く出ます。メスよりオスの方がクレアチニンは高い傾向があります。

尿素窒素と同様に尿中に排泄されますが、腎機能が落ちてしまうと数値が高くなります。他にも激しい運動の跡や肉食の後に数値が高くなることがあります。

リン

リンは、体の構成成分であり、ATPというエネルギーとなるものの必須元素で腎臓はその体内の量の調節の一端を担っています。そのため、腎機能が落ちてしまうと数値が高くなってしまいます。また、リンが多く血中に存在するとカルシウムと結合したものが腎臓に沈着し腎臓に負担をかけ、腎不全をより進行させてしまいます。

カルシウム

カルシウムは、リンと同様に身体に必要な必須元素であり腎臓がその調節の一端を担っています。しかし、カルシウムが多いとリンと同様腎臓に沈着し、腎臓を傷めてしまうので注意が必要です。

電解質

電解質はナトリウム(Na)、カリウム(K)、クロール(Cl)の3つの元素のバランスを見る項目で、腎不全の子はその症状によってバランスが崩れることが多いです。そのため、必要に応じてその値を正すように治療していく必要があります。

尿検査

犬 研究

尿は濃さやその量から腎不全の状態を把握する上でとても重要です。特に注意する項目として尿比重、尿量、尿たんぱく、尿沈査などがあります。

尿検査で注目する項目

  • 尿比重⇒尿の色が薄くなっていないか
  • 尿量⇒尿の量が減ったり増えたり、または作れなくなっていないか
  • 尿たんぱく⇒腎臓の機能不全が起きると増加する
  • 尿沈渣⇒疾患の原因を調べるための検査

…などを検査で診ていきます。

尿比重

腎不全が進行すると腎臓が尿を濃くする機能を失っていき、薄い尿が大量に出るようになってしまいます。そのため、尿の比重を測定することで腎臓の機能をおおまかに把握することができます。

しかし、尿の濃さは1日の中でも飲水などの影響を受けて変動するので解釈には注意が必要です。一回の検査ではなく、朝の一回目の尿などと決め、継続して複数回測定していくと数値の正確性が増していきます。

尿量

腎不全が進行するとまず尿は増加します。しかし、腎臓の状態が末期になると腎臓は尿を生成することができなくなるため、尿量が減ったり(乏尿)、作れなくなったり(無尿)します。

また、尿量が減ったワンちゃんでも、治療によって腎機能が改善されると一過性に尿量が増加することもあります。

尿たんぱく

尿中のたんぱく質は、運動や発熱などで一過性に出る場合もありますが、腎臓の機能不全などの時も増加します。またその蛋白の量は腎不全の病期や腎不全の原因の検討に重要です。

尿沈査

尿沈査は尿を遠心機にかけて、作られた沈査を顕微鏡で確認する検査です。その沈査に含まれる物質によっては腎臓の疾患やその原因を検討するのに役立つ場合があります。例えば腎不全の子の尿に結晶を見つかった場合、その結晶に由来する結石が腎疾患に関連していることを推測することができます。

画像検査

犬 レントゲン

レントゲンや超音波検査では腎臓の構造に異常が出ていないか、腫瘍ができていないかなどを検査します。特に腫瘍が原因になっている場合は注意が必要です。

画像検査で注目する項目

  • レントゲン検査⇒尿結石が出来ていないか
  • 超音波検査⇒腫瘍が出来ていないか

…などを検査で診ていきます。

レントゲン検査

急性腎不全において、レントゲンによって腎臓から尿の排泄部位までの間に結石が見つかる場合があります。その場合腎後性の腎不全を疑い、その除去を行うことが重要となります。しかし、結石の種類によってはレントゲンに移らないものもあるので解釈には注意が必要です。

超音波検査

超音波検査によって腎臓の形態や腎臓の血流量などを見ることで、腎不全の原因や状態を検討することができます。例えば、腎臓や膀胱に腫瘍が見つかり、「それが原因となっている場合」などはその治療を行わなければ、多くの場合進行していってしまう可能性が高くなります。

慢性腎不全の診断

犬と病院と獣医師

慢性腎不全の定義は血液検査や尿検査などで、腎臓の障害が少なくとも3か月続いてみられた場合とされています。

慢性腎不全で注目する項目

  • クレアチニン⇒筋肉を動かすエネルギーを使ったあとに出る老廃物
    通常は尿として排出されるもの
  • SDMA(対称性ジメチルアルギニン)⇒通常のクレアチニンよりも早く数値が上昇、腎不全を早期に発見する

…などの検査を行っていきます。

クレアチニン

その中で腎不全がどの程度悪い状態なのかを次に考えなければいけません。それをステージ分類と言い、クレアチニンを用いた分類は下記のものとなります。

急性腎不全と同様に原因の特定に上記の検査を行い、他に血圧測定や尿中のたんぱく質の量(尿蛋白/クレアチニン比)測定も腎不全の状態を把握するうえで重要となるので定期的に行います。

【クレアチニンによる病期の分類】

ステージ11.4 ㎎/dl未満
ステージ21.4~2 ㎎/dl
ステージ32.1~5 ㎎/dl
ステージ45 ㎎/dl~

SDMA(対称性ジメチルアルギニン)

SDMAは比較的新しい血液検査項目で、たんぱく質が分解される過程で分泌され、ほとんどが尿中に排泄されるため腎臓の機能を確認するうえでとても有用な検査です。そして、SDMAは腎不全の早期発見のマーカーとして使うことができます。

通常よく測定されるクレアチニンは腎臓の機能が残り25%を下回らないと数値が上がってこないですがSDMAは残り60%程度のところで上がり始めます。また、クレアチニンは筋肉の量に影響されますがSDMAは影響されません。

SDMAを用いた腎不全のステージ分類としては下記のものとなります。

【SDMAによる病期の分類】

ステージ118 μg/dl未満
ステージ218~35 μg/dl
ステージ336~54 μg/dl
ステージ454 μg/dl~

腎不全の治療

犬 注射2

腎不全の治療は原因やステージなどによって異なります。

急性腎不全の治療

急性腎不全の場合

  • 原因の特定・除去が重要
  • 最も効果的なのは輸液療法
  • 急性の場合急速に進行する事が多く、早期発見・治療が重要

少しでもワンちゃんに異常が見られたらすぐに獣医さんに相談しましょう。

急性腎不全の治療はまずその原因を特定することが重要です。そして可能であれば、その原因の除去を行います。

例えば結石などで腎不全に陥ってしまっている場合は、その除去を優先します。急性腎不全に対しての治療は最も効果的なものは輸液療法になります。状態に合わせてその量を調節します。

また必要に応じて、利尿薬などを用いて尿の排泄を助けます。また。輸液に反応しない場合透析を行う場合もあります。

急性腎不全はあっという間に進行してしまうことが多く、ご家族が気づかれる時にはかなり厳しい状態になっていることが多々あります。そのため、治療が奏功せずなくなってしまう場合もあります。

早期に発見、治療することで腎機能が正常に向かい、通常の生活を送れるようになる場合もあります。

慢性腎不全の治療

犬 輸液

慢性腎不全の場合

  • 病状のステージに合わせて治療を行う
  • ステージ4は透析や腎移植もあるがリスクが高い

10頭に1頭は慢性腎不全と言われています。動物病院で定期的に検査を行う事をおすすめします。

慢性腎不全の治療も原因が確定できればその治療を行います。また腎不全の治療は病期や症状によって追加、変更されていきます。そのため定期的な検査を行っていくことが必要になります。

ステージ1

  • 常に新鮮な水を飲めるようにする
  • 必要に応じて腎臓の療法食とリンの吸着剤を使用する

血圧測定で高値の場合が見られた場合は抗血圧療法、尿蛋白/クレアチニンで高値が見られた場合は抗蛋白療法を実施します。定期的なモニタリングを行い、投薬量を検討します。

ステージ2

  • 食餌療法を行う
  • リンが高値の場合リン吸着剤を使用

ステージ3

  • 貧血が起こる場合、エリスロポエチン製剤により治療を行う
  • 必要に応じて皮下点滴を行う

尿毒症による嘔吐や食欲不振が起こるようであれば制吐薬や食欲増進剤などの投与を行います。

ステージ4

自力での食事が難しくなるようであればカテーテルを用いた強制給餌を行います。透析や腎移植などの選択もありますがリスクも高く、ご家族と獣医師での相談が必要となるでしょう。

腎不全の治療費

犬 貯金 計算

腎不全の治療は、特に慢性腎不全の場合治療は長期に渡ることが多く、治療費用も継続して出ていきます。

病期が進行するにつれ、より輸液をこまめに行う必要が出てくる場合も多くご家族の負担は大きくなります。そのためワンちゃんの治療に必要な費用面について、獣医とよく相談のうえ治療を行う必要があります。

腎不全の予防

犬 病院

腎不全を起こす中毒物質を避けることはもちろんですが、その他にもミネラルの高い食物や水を避けることや過度な高たんぱくな食事を避けることも必要です。

また慢性腎不全の一番の予防は定期的な検査によって早期に発見し、食事を変更するなどして病気をなるべく進行させないことが重要です。

まとめ

犬 病気

腎不全は、腎臓の状態を指す単語でありその原因、状態などによって治療内容や予後が大きく異なります

急性腎不全の場合、数時間から数日のうちに腎臓の機能が低下する場合があるので、食欲不振や嘔吐、多飲多尿などの症状が見られた場合すぐにかかりつけの動物病院へ相談しましょう。ブドウなどの有害物質の誤食も急性腎不全を誘発する可能性があります。

ワンちゃんの腎不全の診断には血液検査や尿検査、画像検査など様々な検査が必要になります。治療には輸液療法を用いる事もあります。

特に慢性腎不全の治療は生涯にわたることが多く、獣医との二人三脚の治療となりますので、信頼できる動物病院や獣医師を病気になる前に見つけておくといいでしょう。

ワンちゃんの腎不全について

急性腎不全の場合

  • 急激に腎臓の機能が低下する
  • 盗み食いなどで有害物質の誤食をし症状が現れる場合がある
  • 食欲不振、嘔吐、下痢、多飲多尿などの症状が見られる

慢性腎不全の場合

  • 高齢のワンちゃんは慢性腎不全のリスクが高くなる
  • ステージ別に症状があり、初期段階では気付かれない事が多い
  • 食欲の低下、体重減少、貧血などの症状が見られる

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獣医師 高橋 渉

執筆者

獣医師
高橋 渉

2011年北里大学獣医学部獣医学科卒後、都内と埼玉の動物病院に勤務。2018年東京都杉並区に井荻アニマルメディカルセンターを開院しました。犬猫に優しい病院作りを目指し、キャットフレンドリー、フェアフリーなどの取り組みを行っています。(所属学会:小動物歯科研究会比較歯科学研究会所属

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